XMで口座凍結されるの?
XMトレーディングで口座凍結を心配するトレーダーもいるかもしれませんが、正しい利用方法に従っていれば突然の口座凍結や資金引き出しの制限などの問題は起こりません。
ただし、XMで禁止行為をしたり特定の条件が揃うと口座凍結の可能性があります。そのような場合でも、適切な対処法を知っていれば解決することができます。
ここでは、XMで口座凍結が起こる原因や対処法について詳しくご紹介しています。
XMで口座凍結される4つのレベル
XMで禁止されている行為・取引を行っていない場合でも口座凍結されるケースがあります。もちろん正しくトレードをしている限りはそのような事は起きないのですが、まずは禁止行為以外で発生する口座凍結の4つのレベル(段階)を見ていきましょう
- 90日間取引・入金が無いと休眠口座になる
- 休眠口座になると毎月の口座維持手数料が引かれる
- 休眠口座になるとボーナスが消滅
- 口座維持手数料が引かれ続け口座残高がゼロ円になり90日放置で「口座凍結」になる
それぞれ詳しく解説します
90日間取引・入金が無いと休眠口座になる(レベル1)
システム的に口座を維持するのもコストがかかりますのでまずは休眠させるのでしょう
XMでは段階的に口座凍結がされるようになっており、第一段階として取引や入金が90日以上ないと「休眠口座」という扱いになります。
休眠口座になると毎月の口座維持手数料が引かれる(レベル2)
休眠口座になると、通常の口座と違い口座維持手数料として毎月5ドル相当(500円程度)が口座残高から引かれます。口座を持っているだけで維持費がかかるなら休眠口座になる事は避けたいところです
休眠口座になるとボーナス・XMPが消滅(レベル3)
また、XMで新規口座開設を行った時にトレードに使えるお金としてボーナスを手にしたトレーダーもいらっしゃるかもしれません。また、主にスタンダード口座でトレードをした場合にポイント(XMP)が貯まりますが、休眠口座になるとそれらも消滅します
口座残高がゼロ円になり、さらに90日放置すると「口座凍結」(レベル4)
口座残高=現金残高(入金+利益損失の総和)ですのでボーナスだけたくさんあっても口座残高がゼロ円のケースがあります
休眠口座になり口座維持手数料が引かれ続けても、特に対応せず口座残高がゼロになると次の段階に移行します。そこからさらに90日間放置すると口座凍結となります。
ただし、1つ例外があります。トレードによって口座残高をすべて失いゼロ円になった場合はいきなりレベル4に相当する状態になります。その状態から90日放置すると口座凍結されます
XMの凍結口座を解除する方法はある?
結論から言うと、口座凍結まで進むとその口座に対して何もできなくなります。この場合はマイページにもログインできなくなるので新しく口座開設しましょう。
口座凍結によってトレードや入出金などの何かしらで不利になったという話は聞いたことがありません。
また、口座凍結の前段階の休眠口座の場合は休眠を解除する方法が2つあります。
- 入金する
- 休眠口座にある資金でトレードする
注意してほしいことがありまして、例えば複数の口座を保有していてその内1つの口座が休眠口座になった場合、口座間の資金移動させる方法では休眠口座の解除はされません。休眠口座に新規に入金する必要があります。ただし入金には最低金額がありますので、休眠口座で0.01lotでトレードしても休眠口座を解除しても良いと思います。
XMで禁止行為を行うと強制的な口座凍結
先ほど口座凍結の解説をしましたが、実はもう1つ口座凍結されるケースがあります。
それがXMで禁止行為を行った場合です。どのような行為が禁止されているのか、自分が知らぬ間に禁止行為を行っていないかいま一度確認しましょう。
XMの禁止行為には以下のようなトレード、トレード以外での行為があります。
- 口座開設時などに使う身分証明書偽造
- 両建て取引(1口座での両建て取引はOK)
- 窓埋めのみ、経済指標発表のみを狙ったトレード
- アービトラージ(裁定取引)
- ネットワークエラー・レートエラーを狙った取引
- ボーナスの不正取得・不正利用
それぞれ詳しく見ていきましょう
口座開設時などに使う身分証明書偽造
XMは口座開設ボーナス・入金ボーナスがあるのですが、特に口座開設ボーナスは1人のトレーダーが初めてXMで口座開設を行った時だけもらえるトレードで使える資金になります。口座開設ボーナスをたくさんもらうために1人のトレーダーが他人や家族の身分証経書を使うなど偽りの証明書で口座開設を行う事はXMの規約違反です。
規約違反で無くても、やっても良い行為ではありません。
また、何かしらの不正行為でXMに口座凍結された場合に、他人や家族の身分証を使い口座開設する事も禁止されています。
両建て取引(1口座での両建て取引はOK)
両建て取引を簡単に言うと、同じタイミングで買いエントリー・売りエントリーの両方を行う事です。
そんなことしても勝てないのでは?
と思うかもしれませんが、XMなどの海外FX業者で用意されているゼロカットシステムを使うと勝つ事が可能です。例えば買いエントリー・売りエントリーそれぞれ100lotなど極端に大きな数量で行った場合、どちらかのエントリーはすぐに手持ち資金程度負けます。ただしその逆のエントリーはすごく勝ちます。
ゼロカットシステムを使ってXMの強制的に決済してもらって自分に借金(追証)ができないようにできるともう1つの逆方向にエントリーの利益だけ手に入れる事ができます。
このようなトレードは1つの口座ではできませんが
- 複数口座
- 他社口座
- 複数人(友達と自分など)の口座
など複数の口座を使うことで可能です。バレなければ良いという話では無くて、このようなトレードはXMに取って大きな損失になるので抜け目なくチェックを行っています。これまでの知見や取引履歴の比較などでシステム的に検知する事はやっているはずですので、複数口座などでの両建て絶対にやめましょう。
窓埋めのみ、経済指標発表のみを狙ったトレード
窓埋めとは、週末最後のレートと週明け最後のレートに大きな乖離が発生する事(窓開け)に対して、その差を埋めていくようにローソク足が進みやすい事を利用したトレードです。
何がダメなの?
と思うかもしれませんが、厳密には通常の連続したマーケットのローソク足(レート)の値動きによるトレードではなく、ある種裏ワザ的なトレードになるのでペナルティ対象になります。
もちろん、トレード手法として窓埋め時にもポジションを保有するようなトレードや週明けのローソク足の形が自身のトレードスタイルと合致していてトレードするケースもあると思います。ですので窓埋め取引で一発退場ではなく、窓埋めのみを狙ったトレードが良くないということです。
また経済指標発表はレートが大きく動くので大きな数量(ロット)でトレードすると大きな利益になるケースがあります。大きく負けてもゼロカットシステムが発動するので最悪自分の資金がゼロになるだけですので、ギャンブルのように経済指標発表時にトレードする手段も考えられるのですがゼロカットシステム自体はXMの負担になるので、あまりにこのようなトレードが頻発するとペナルティの対象になります。
時々経済指標発表時に普通のトレードをすることは特に問題ありません。
アービトラージ(裁定取引)
これはシステムの一時的なレイテンシー(遅れ)の差などを利用したある種裏ワザ的なトレード手法です
アービトラージ(裁定取引)とは、例えばXM社と別のFX業者で同じドル円の価格で一時的に価格差が生じる事がありますが、その差を利用した取引です。価格差が生じた場合は確実に利益を得ることができますが、正攻法というか普通のトレードではありません。ですのでXMを始めとした多くのFX業者が禁止しています。
価格差を自分の目で見つけようがAIなどのシステムで見つけようが、これを多くのトレーダーが行うとFX業者が通常のシステム提供ができなくなりますので禁止行為に該当しています
ネットワークエラー・レート配信エラーやレイテンシーを狙った取引
アービトラージの項目でも簡単に紹介したように、ネットワークやレート配信エラーを狙った取引も禁止されています。
例えば、何らかの不具合で1ドル=1円になったとしましょう(ドル円=1.00)。実体としてこのような事は無いのにレート配信エラーでこのような状態になっている事を狙い大量に購入すると本来のレートに戻るだけでFIRE達成できます。
ですが繰り返しになりますが本来のマーケットの動きに沿ったものではなくエラーなので取引が禁止されています。
ボーナスの不正取得・不正利用
スタンダード口座ではトレードごとにXMPというボーナスポイントがもらえて、これをトレードに使い実質的にスプレッドを狭くすることが可能です。
だからと言って、ポイント取得のためだけに両建て取引を行いXMPを取得する事は禁止されています。最悪はボーナス没収を始めとした口座凍結になる可能性もあるので注意しましょう。
禁止行為を行った場合の口座凍結を解除する方法は?
ここで紹介した、XMでの禁止行為をおこない口座凍結となった場合、その凍結を解除することは出来ません。また、改めて新規口座開設する事も不可能になります。
つまり強制的に口座凍結になった場合はXMを使うことはできず他の海外FX業者を利用する以外の方法がありません。
XMは世界的に取得が難しい金融ライセンスを保持し信託保全もされて、海外FX業者の中ではかなり良心的な会社です。XMで一切の取引ができなくなることは資産形成にハンデになりますので気を付けましょう!
XMの口座凍結に関するQ&A
- XMに口座凍結された場合どうすべきか?
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トレーダーができることは「新たに口座開設する」「特に何もしない」の2つしかありません。特に禁止行為を行った場合の口座凍結は何もできませんので、逆に言うと何もする必要がありません。
- XMで口座凍結、休眠になった場合に出金できるのか?
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XMでは休眠口座は出金可能です。口座凍結になった場合
- 口座の資金がゼロ
- 禁止行為により口座操作ができない
のどちらかですので、口座凍結時に出金はできません。
休眠口座から出金する場合でも、元々の入金を銀行口座から行った場合は最低出金金額が1万円になります。口座残高が数千円の場合は一度入金して残高を1万円以上にしてから出金申請を行う必要があります。
クレジットカードやビットウォレットなどで入金した場合は最低出金額が500円ですので、可能ならこちらの入金の方が良いかもしれません。
- XMでの禁止行為などによるペナルティとはどのようなものですか?
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ペナルティにはいくつかの種類がありますが、例えば利益の没収や出金拒否・口座凍結・アカウント凍結などがあります。いずれにしてもトレードにおいて重大な影響を及ぼしますので、禁止行為や利用規約を把握したトレードを行うようにしましょう。
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