この記事では、Sugar(シュガー)というFX自動売買ソフトについて徹底的に調査し、評価・検証しています。
Sugar(シュガー)とは?
Sugar(シュガー)はいわゆるFX自動売買(EA)と呼ばれるソフトウェアです。その名の通りFXにおいて自動的にトレードをしてくれるものです。
開発者のまこさん曰く
コロナで大変な時にTwitterで実践報告していたEAがこれ!今でも週に1~3万円の収益です♪
とのことで、どの程度勝てるのかを以下の観点で見ていきます。
- Sugar(シュガー)のEA基本情報
- バックテスト結果
- フォワードテスト結果
Sugar(シュガー)のEA基本情報
項目 | 特徴 |
---|---|
トレードロジック | 両建てナンピン型(ロット可変) |
通貨ペア | ドル円、ユーロドルなど |
時間足 | 1分足 |
ロット(デフォルト) | 0.03 |
1トレードの利益額(デフォルト) | 500円 |
初期資金 | 10万円以上 |
特筆すべき機能 | ”新規注文だけ”オフにできる機能 スプレッドフィルター トレンドフィルター エントリーフィルター(時間帯・曜日を指定) |
Sugarはナンピン型EAですが、このタイプのEAは利益が出るまで複数ポジションを保有するEAです。
簡単に言うと、EAが自動エントリーして、レートがエントリー方向と逆に進むと、再度自動エントリーして、平均エントリーレートを変えて利益を出やすくするものです。
ナンピンEAの根底にあるコンセプトはレート(ローソク足)は波打つように上下するというものです。
仮にエントリーする方向が失敗しても、その内レートが思った方向に進んで勝てるだろうという大前提のもと作成されています。開発者のまこさんも以下のように言っていますね。
Sugar(しゅがー)は、ナンピン系のEAです。
ナンピンは、資金さえあれば ”絶対に負けない”手法です。資金さえあれば…とても利益をだしやすいのが特徴ですが、
強すぎるトレンド相場や 使い方によってはリスクが高いのです
バックテスト結果
EA(FX自動売買)ではバックテストという機能が使えます。
これは過去の相場においてどの程度勝てたか負けたかというテストを行うものです。
実際には完全な過去相場の再現はできないのである程度アバウトなテストになりますが、参考情報になるのは間違いありません。
バックテスト結果について、他者様のサイトからテスト結果画像を引用して評価していきます。

運用タイミングによっては初期資金が大量に必要
バックテスト結果から分かることは、まさにナンピンEAで気を付けないといけない運用資金です。
テスト結果画像に緑のジグザグ線があります。これは証拠金の値です。この値があまりにマイナスになると証券会社から強制決済がされるのですが、
これはどういうことかというと、一時的に大きく含み損を抱えていることを意味します。ですので運用資金が少なかったり緑の線が大きく下がる直前から運用を開始すると、いきなり大きく資金を失うことになります。
テスト結果画像をよく見ると、最初に緑のジグザグ線が大きく下降した時にグラフの一番下につきかけていますね。これは資金がゼロに近づいたことを意味します。
EAの専門用語で言うとドローダウンというものがあるのですが、ドローダウンが60%程度超えたという話もあり、そのようなドローダウンの割合はかなりリスクの高いEAになります。
開発者のまこさんがナンピンは、資金さえあれば ”絶対に負けない”手法とおっしゃっていたのは、このリスクを考えた発言になります。資金がなければ、含み損を抱えた途中で資金が底をつく可能性があります。
- でも、実際の運用はどうなの?勝ちまくっているんじゃないの?
-
これまで見てきたバックテスト結果の傾向と、これから見るフォワードテスト結果を見ると分かります。
フォワードテスト結果
フォワードテストは開発者のまこさんのEAからテスト結果画像を引用して加筆したもので検証・評価していきます。
この記事を書いているタイミングからは少し前になりますが、フォワードテスト(実際の相場での運用テスト)でも勝てている結果報告画像があります。以下の引用画像を見てください。



勝てているポジションは結果に掲載されるが。。
フォワードテストに関してもう1つの引用+加筆画像を見てください。



画像の赤い枠に注目してほしいのですが、ユーロドルの結果は持ち越しポジションなしと記載がありドル円は持ち越しポジションありと記載があります。
これは、ドル円においては先ほどのバックテスト結果でいう緑のジグザグ線の状態が発生している事を意味します。
(正確に言うと含み益の持ち越しポジションの可能性もあるのですが、ナンピンEAにおいてはその可能性はほぼゼロです。)
毎週1万円や2万円程度の利益はでているのですが、一方で含み損が出ている場合はそのポジションが決済されない限り結果画面には出てきません。
しかし、もし含み損がさらに拡大して運用資金以上になってしまった場合は強制ロスカットという事態になり、証券会社から強制決済と強制ストップがかかります。
Sugar(シュガー)まとめ
Sugar(シュガー)のメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。
メリット
- FX自動売買なので自分のトレードスキルに関係なく一定ルールの自動トレードが可能
- バックテスト結果は右肩上がりである
- フォワードテスト結果も利益が出ている
- いくつかの特筆すべき機能がある
デメリット
- バックテスト結果で大きなドローダウン(一時的な含み損)が発生している
- 運用資金が多くないとSugar稼働途中で資金が底をついてしまう可能性がある
- フォワードテストは含み損は掲載されない、資金によっては永遠に含み損を抱える事ができる
最後にウォール街にあるらしい以下のことわざをお伝えします。参考になれば幸いです。
難平が出来るほどの金持ちはカーネギー、モルガン、ロックフェラーの三人しかいない。しかし、彼らはそんな事をするほど愚かではない
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